寝起きに腰が痛い原因は寝具？整体師監修マットレス選び方

腰痛

2025.05.29

朝、腰の痛みで目覚めることが増えていませんか？それは年齢や疲労だけが原因ではなく、実は「毎晩使っているマットレス」つまり寝具が関係しているかもしれません。この記事では、整体師の視点を取り入れながら、寝起きの腰痛を引き起こす原因とその解決策となるマットレスの選び方について解説します。

なぜ「寝起きに腰が痛い」のか？その本当の原因

人間は一日の約3分の1を寝て過ごしています。つまり、どんなに日中に姿勢に気をつけても、間違った寝姿勢を毎晩数時間にわたって続けていると、それが身体へ悪影響を与えるのは当然です。

特に仰向けで寝る場合、腰のあたりに体重が集中しやすく、合わないマットレスではこの部分が沈みすぎたり、逆に浮いてしまったりします。この不自然な姿勢が続くことで、腰痛が慢性化するケースが多く見られます。

硬すぎる・柔らかすぎるマットレスでは、寝返りがうまく打てず、同じ姿勢で長時間過ごすことになります。これにより、血流が滞り、筋肉が硬直し、起床時に腰に強い痛みを感じることがあります。

腰痛持ちの方に多いのが「柔らかいマットレスのほうが楽」と思い込んでいるケース。柔らかすぎるマットレスは、体が沈み込み、寝姿勢が歪む原因になります。

整体師のおすすめは、「高反発」かつ「中程度の硬さ」。この2つが揃っていると、自然な背骨のカーブを維持しつつ、寝返りも打ちやすくなります。

体圧分散とは、体の一部分に負担を集中させるのではなく、圧力を広く分散させる性能のこと。腰だけに負担がかからないように全身をバランス良く支えてくれる素材が必要です。

ポケットコイルや、ゾーニング設計されたウレタン素材などが代表的。高評価の製品は、使用者の体型や寝姿勢に応じてバランスよく支えてくれます。

人は一晩に20〜30回寝返りを打つといわれています。この動きがスムーズにできることが、腰痛の悪化を防ぐ鍵です。

高反発マットレスは、その名の通り「反発力」があり、体の動きにあわせてしなやかに跳ね返してくれます。寝返りがしやすいという点でも、腰痛対策として非常に有効です。

通気性が悪いマットレスでは、湿気がこもりやすく、カビやダニの原因にもなります。それだけでなく、ムレが気になって熟睡できず、寝返りが妨げられることもあります。

ウレタンマットレスの場合は通気孔がある構造や、エアーベント付きのモデルを選びましょう。コイル構造のマットレスは通気性が高いものが多いです。

腰痛対策用としてマットレスを選ぶなら、数年単位でしっかりと身体を支えてくれるものを選びましょう。数ヶ月でへたってしまうような製品では、再び腰痛が悪化するリスクがあります。

購入時には、耐久性の検証データや、メーカーの保証期間、口コミでの長期使用者の感想を確認することが重要です。

「朝起きたとき、まるで腰に鉛を詰め込んだような感覚があって…。それが、マットレスをネルマットレスに変えてからは嘘のように楽になりました。反発もちょうどよくて、寝返りもスムーズ。もっと早く変えればよかった！」

「出張先では毎回腰が痛くて困っていたのですが、自宅のマットレスをモットンにしたことで改善しました。腰の沈み込みが少なく、長時間寝ても腰が固まらない感覚が気に入っています。」

特徴項目	ネルマットレス	モットン	エマスリープ
硬さ	やや硬め（姿勢保持）	柔らかめ〜普通	やや柔らか
通気性	高い	中程度	高め
コイル構造	○（独立ポケット）	×（ウレタン）	×（ウレタン）
体圧分散	◎	○	○
保証・試用	120日間無料	90日間返金保証	100日間お試し